
コラム COLUMN
ナイトガードで顎関節症をやわらげる|治療の選択肢と注意点
顎関節症の治療法のひとつとして、ナイトガードの使用が注目されています。
特に、食いしばりや歯ぎしりによって顎の関節や筋肉に負担がかかっている方には、ナイトガードを使って症状の緩和をめざす方法が効果的です。
今回は、ナイトガードが顎関節症にどう作用するのか、当院で取り扱うナイトガードの特徴、そして使用時の注意点について詳しくご紹介いたします。
ナイトガードとは?
噛み合わせを守るための「精密に作られたマウスピース型装置」
ナイトガードは、睡眠中に装着するマウスピース型の歯科装置です。
上下の歯が強く当たるのを防ぎ、顎関節や咀嚼筋への過剰な力を和らげる目的で用いられます。
当院では、噛み合わせの権威ドーソン氏が提唱する「ドーソン咬合理論」に基づいた診査・診断を行ったうえで、精密なハードタイプのナイトガードを製作しています。
市販の「やわらかいマウスピース」とは異なり、精密な噛み合わせ調整が可能な硬めの素材を使用しており、お一人お一人の顎の状態や歯列に適合させて製作されます。
ナイトガードによる顎関節症への効果
顎の関節と筋肉への負担を軽減します
ナイトガードの主な効果は、以下のとおりです。
● 顎関節への負荷を軽減
就寝中の歯ぎしり・食いしばりによる過剰な咬合力を吸収・分散し、顎関節の緊張を緩和します。
● 歯や修復物の保護
強い力から歯を守り、詰め物や被せ物の破損を防ぎます。
歯のすり減りや欠けも予防できます。
● 筋肉の緊張緩和
下顎の動きが安定することで、顎周辺の筋肉のこわばりや疲労感も軽減されます。
これらの作用により、顎関節症の痛みや開口障害などの症状緩和が期待できます。
ナイトガードを使う際の注意点
効果的に使うために押さえておきたいポイント
ナイトガードを有効に活用するためには、適切な使用方法とメンテナンスが重要です。
● 装着初期の違和感に注意
使い始めは多少の違和感が出る場合がありますが、数日〜1週間ほどで慣れる方がほとんどです。
症状が強い場合は、装着時間を短くして少しずつ慣らすとよいでしょう。
● 清潔を保つ
使用後は水洗いし、週に数回は専用洗浄剤を使ってケアしてください。
細菌やカビの発生を防ぐためにも、清掃と乾燥を毎日心がけましょう。
● 強い痛みや違和感がある場合は使用を中止
噛み合わせに合っていないと、かえって顎関節に負担がかかる場合があります。
その場合はすぐに使用を中止し、当院までご相談ください。
Q&A:よくあるご質問
Q. ナイトガードは柔らかい方が良いのでは?
A. 柔らかいナイトガードは初めは装着感がよく感じられますが、かみしめが強くなる可能性や咬合の精密な調整が難しいというデメリットがあります。
顎関節症や噛み合わせ治療を目的とする場合は、ハードタイプが推奨されます。
Q. ナイトガードは一生使い続けるものですか?
A. お口の状態や噛み合わせの変化に応じて、定期的な調整や作り直しが必要です。
3ヵ月~半年ごとの点検をおすすめしています。
Q. 顎の症状が軽いのですが、それでも使う価値はありますか?
A. はい。顎への負担が続くと、軽度の症状も進行してしまう恐れがあります。
予防や再発防止の観点からも、ナイトガードの装着は有効です。
まとめ
当院では、噛み合わせを重視した顎関節症治療の一環として、精密なナイトガードをオーダーメイドでご提供しております。
「市販のものでは不安」「顎の調子がよくない」と感じたときは、無理な自己判断を避け、まずは当院にご相談ください。
地域の皆さまの快適な生活を支えるため、確かな診査・診断と丁寧なケアをお届けいたします。
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